完璧主義は自分も家族も追い詰めてしまう

わたしは自分自身のことを「完璧主義」ではないと思って今まで過ごしてきましたが、家の中のわたしは少々「完璧主義」であると自覚することがあります。
片づけの仕事をしていることもあってか、「片づけのプロが家が整っていないとかありえない」とばかりに、ストイックにきれいな状態を保たなければ!と意気込んでいたところがあります(今もあるのかもしれません・・)
でも、このストイックさにわたし自身もほとほと疲れ、家族も巻き込んでしまうゆえすごく迷惑をかけてしまっていました。
「家が片づかない」と悩んでいる方がほとんどだと思うのですが、片づけた先に「この状態をキープしないといけない!」という脅迫観念のような感情に苦しめられている人もいるんじゃないのかなあと思います。

何事もそうですが、「完璧でなければいけない!」と思えば思うほど、楽しむゆとりがなくなってしまって、ストイックさにどんどん磨きがかかっていく感じがします。
ヘアゴム1つ床に落ちているだけで「今すぐに戻して!」
玄関にバッグが置きっぱなしになっているだけで「置かないでって何回も言ったよね!?」
なんて般若のような顔で言ってしまっていたのはこのわたしです・・
でも、それってそもそも誰も幸せにならない。
ただこのきれいな状態を乱されたくない・壊されたくないわたし1人のエゴでしかないんですよね。
片づけの意義って「住まう人が心地よく幸せに暮らす」ために、環境を整えること。それが「きれいを維持するため」とか「いつも散らかっていない状態をキープする」という目的に置き換えてしまうと、自分自身も家族も追い詰めてしまって、ただただ疲れる家になってしまうんだろなと思うんです。

真面目な方ほどストイックに考えがちなのですが、どんな暮らしがしたいかと同時にどんな感情で毎日を過ごしたいかをセットで考えてみると、ふっと肩の力が抜けるかもしれません。
・家族に対して穏やかでいたい
・ちょっとした問題にも軽やかに対応できる自分でいたい
・ひとつひとつのことに焦らない
・まあいっか、と気楽に考えていきたい
わたし自身もついつい家の中でもあれもこれもやらないと!と力んでしまう節があるので、まあぼちぼちでいいんちゃうか〜と立ち止まってみたり、ゆるゆるとしてみたりして、暮らしを楽しみたいなと思います。
真面目族のみなさん、少しだけ完璧主義を手放して、目の前の暮らしを楽しんでいきましょうね^^