もっとおおらかに暮らしを楽しもう

今回は【もっとおおらかに暮らしを楽しみませんか?】ということを伝えたいなと思っています。これ、最近ひじょーに強く感じていることなんです。
おおらかさが失われている気がする
暮らしや整理収納を発信している人は今やすごい数の方がいて、情報も溢れかえっている状況。特にInstagramなんかでは収納方法、片づけ方法、収納グッズ、学用品のストックの仕方などなど、情報がないものがない。
これって、ものすごく便利で参考になる反面、苦しい思いをされている方も多いんじゃないかな、と思っています。モーニングルーティンや帰宅後ルーティンなんて、否が応でも自分の家庭と比べてしまうんじゃないでしょうか?
何でこんなにうまく仕組みを作ることができてるの?
うちの子はこんなちゃんとやってくれない。
何回言っても戻してくれない。
便利なのはわかるけど複雑すぎてこんなパズルみたいな収納維持できない
きっと、憧れる反面現状とのギャップに落ち込んでしまったり、情報の枠に自分自身を当てはめてしまうこともありますよね。私もそうです。
完璧にしないと!
きれいに整えないと!
収納の細部にまで気を配りすぎようとするあまり、こうしなければいけない!とか何でうまくいかないんだろう…というストレスを感じることが多い。
情報を浴びれば浴びるほど、ゆとりがなくなって画面の中の状態が正解のように感じてしまう現象があちこちで起きていると感じています。
でもこれって幸せなのかな?
自己満になってないかな?
テクニックや見た目ばかりに気が向いてしまって、肝心な「暮らしを楽にすること」や「楽しむこと」からかけ離れてないかな?と立ち止まることは、今の時代とても大切なことだと思っています。
暮らしで大事なのは前向きなおおらかさ
私自身もある一面に関しては少々完璧主義なところがあり、ちゃんとしないと!とかきっちりやるべき!という堅苦しい考えになりがちです。完璧を求めるあまり、家族に対しても厳しくなり、小さなミスや不完全な部分に目を向けすぎて、イライラしたり文句をタラタラ言ってしまったり…。
でも、そもそも暮らしに完璧主義はほぼいらないんじゃないのかなぁ。と最近感じてきました。
仕事に育児に家事にご近所づきあいに、色々と頑張っている私たち。家の中にまで、張り詰めたものは持ち込まなくてもいいような気がします。
ルーティーンが決まってなくたって、シンデレラフィットの収納システムを自分で作ることができなくたって、まぁいっか!って思える前向きなおおらかさを持つと余裕ができて心の安全につながり、結局は暮らしを楽しめる状態になると思っています。
私自身、片付けや収納を整える仕事をしていますが、完璧な暮らしを提案するために存在しているのではなく、おおらかに、楽に、心地よく過ごしてもらうために、土台を整えるお手伝いをしたり提案をしたりすることが使命だと思っています。
お隣さんと比べるのではなく、自分や家族が「幸せならこれでいっか!」とおおらかに捉えることも大事なこともある。そう思うだけで、この一億総SNS時代を軽やかに過ごしていけるような気がします。