わが家の「心地いい」は家族の気配が感じられる家

今回は我が家の間取りについて、ここを優先順位にしたよ。というお話をしたいと思います。
家族の気配を感じられる家
私が家を建てる時に、絶対に譲れない条件は「家族の気配が感じられる家」でした。
どんなことかというと
「帰ってきたら必ずリビングを通る動線」にする
ということ。
モデルは私の実家でした。
私の実家は自分の部屋に行く時に必ずリビングを通らなければ部屋に行けない間取りとなっていました。
住んでいる時は当たり前だと思っていたこの動線。
ある日、私の友達から、「ユミの家って家族仲良いよなぁ。やっぱり家の中で絶対に顔を合わす機会があるからかもね」と言われたんです。
その時に
あっそうか。
この間取りって家族と必ず顔を合わす作りなんだ。
だから自然と会話がうまれているのかもな。
なーんて気づいたんですよね。
逆に夫の実家は玄関入ってすぐが個室になっていて、帰宅後部屋に直行できるので、「帰ってたん!?」なんてことはしょっちゅうだったらしいんです。
私はこの状況をできるだけ避けたかった。
子供にとってはもしかすると鬱陶しいぜーー!と思われるかもしれませんが笑。
でも、家族一緒に住める年数は限られています。
せっかく屋根の下一緒に暮らしているんだから
「おかえり!」
「いってらっしゃい!」
そこから始まる会話を楽しみたいなと思うんです。
家族によって出す答えは違ってくる
「必ずリビングを通る動線」以外にも、
「玄関入ってすぐリビング」
「個室は子供部屋だけ」
「壁を腰高にしてセミオープン」などの工夫が散りばめられています。
デザイナーさんに提案をいただきながら
これなら家族それぞれが孤立せずに、プライバシーも保てるという中間点を選択できたと思っています。
もちろん、家族によって大切にしたいことは違っています。
家族だからと言ってオープンな関係は嫌だ。
プライバシーを尊重したい。
とお考えの方もいらっしゃると思います。
家づくりに正解なんてない。
私の家が住みにくい!と思う方はいくらでもいると思います。
自分たちの家族にとって何が心地よく感じるのか・どんな家族関係でいたいのか・家でどう過ごしたいかということを、よくよく考えて話し合う。結局のところ、自分たちでしか答えは出せないんだと思います。
私は「家族の気配を感じていたい」
だから、こんな間取りにしたし、こんな工夫もした。ということをお伝えしました。
あなたはどんな家にしたいですか?
そこから考えられることがたくさん出てくるはずですよ^^